今週のお題「読書の秋」
書いてみます。
どうも“とつとつ”です。
「私の趣味は…」でも書きましたが、
私は中学校の時から、暇さえあれば司馬遼太郎、池波正太郎、吉川英治など色々な小説家の作品を読んできました。
特に高校から大学を卒業するまでの間は、日本を離れていたので、小説を読むことで、遠く離れた日本への思いを募らせていた。
中でも池波正太郎氏の時代小説「鬼平犯科帳」は四季や江戸情緒がうまく描写されており、私のお気に入りです。
鬼平犯科帳
鬼平犯科帳とは
長谷川平蔵こと、長谷川宣以(はせがわ のぶため)は江戸時代中期に火付盗賊改方の長である火付盗賊改役を務めた。
火付盗賊改は、町奉行所の手に負えない凶悪犯や群盗の取締りと捕縛に当たる役目です。
平蔵はそのすぐれた働きによって、捕物の名人と讃えられ、また人足寄場(にんそくよせば)の設立と維持に尽力したことでも知られる実在の人物です。
何度も映像化され、漫画化され、ついにはテレビアニメ化もされた、息の長い人気を誇る池波正太郎の代表作品です。
全部で135作で、ほか番外編が1作あります。
このうち5作が長編、残りの130作が短編作品です。
未完に終ったのは最後の『誘拐』1作のみです。
現在は文春文庫に収められ、全24巻(新装版・決定版)で刊行されています。
新装版と決定版の違いは、決定版の方が文字が大きくなり、ふりがなを増やしたことと、表紙のカバーが一新されたようです。
ちなみに私は新装版の方を持っています。
鬼平犯科帳の魅力
この小説の魅力は、何と言っても長谷川平蔵の人間的魅力に尽きます。
凶悪な賊は容赦なく断罪するが、改心した者には情味あふれる裁きをくだす平蔵は、悪を許さぬ意志ともに深い慈愛の心を持っています。
長谷川平蔵の身の処し方や平蔵が語る人情味ある台詞は、読んでいてもとても心地がよいです。
作品からは魅力あふれる「鬼平」の名言も数多く生まれました。
単純な善か悪か、白か黒かの勧善懲悪ではない物語の深み、味わいを感じることができる描写もまた魅力の一つです。
まとめ
私は中学校の時から、暇さえあれば司馬遼太郎、池波正太郎、吉川英治など色々な小説家の作品を読んでいました。
その中でも池波正太郎氏の時代小説「鬼平犯科帳」が、私のお気に入りです。
1話ごとに完結している短編の連作で読みやすく、今も多くの小説が出版されていますが、私が定期的に何度も読み返しているのは「鬼平犯科帳」のみです。
私は鬼平犯科帳の影響で、お寺や神社を参拝するようにもなりました。
電子書籍だと全巻いつでもどこでも読めるので、AmazonでKindle版を購入し直しました。
旅行へ行く時もiPhoneやKindleに入れていつも持ち歩いています。それくらい鬼平犯科帳が大好きです。
鬼平犯科帳と一緒に成長したと言っても過言ではありません。
全24冊、長編・短編合わせて135作品のどこから読んでも面白い名作です。
時代物など一度も読んだ事が無いという人や、普段、小説なんて余り読まないという人が読んでも楽しめる小説だと思います。
皆さんも、一度手に取ってみませんか?
書いているうちに、また読みたくなってきました。(笑)