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池波正太郎の小説 鬼平犯科帳 第一巻「暗剣白梅香」読書後のあらすじと感想

どうも“とつとつ”です。
totsu-totsu.hatenablog.com

でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。

定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。

そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、鬼平犯科帳 第一巻「暗剣白梅香 (あんけんはくばいこう)」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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■過去の連載記事

鬼平犯科帳 (一)「唖の十蔵」
鬼平犯科帳 (一)「本所・桜屋敷」
鬼平犯科帳 (一)「血頭の丹兵衛」
鬼平犯科帳 (一)「浅草・御厩河岸」
鬼平犯科帳 (一)「老盗の夢」

鬼平犯科帳 第一巻

 

 

記念すべき第一巻の収録作品は「唖の十蔵」・「本所・桜屋敷」・「血頭の丹兵衛」・「浅草・御厩河岸」・「老盗の夢」・「暗剣白梅香」・「座頭と猿」・「むかしの女」の8篇です。

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「暗剣白梅香」読書後のあらすじと感想

あらすじ

長谷川平蔵は、芝・新銭座に住む表御番医師・井上立泉訪ねての帰り際、闇討ちにあった。

一刀流の凄腕であった平蔵が肝を冷やした刺客は、金子半四郎。

親の仇を討つ身の浪人だった。

しかし半四郎は、親の仇をを見つけることができず、金で人を殺すまで、身を落としている。

彼を雇ったのは、本郷・根津権現門前の盛り場を一手に束ねている〔三の松平十〕という顔役である。

三の松平十からの依頼で過去に五人を殺害してきた半四郎は、報酬三百両で長谷川平蔵の暗殺の依頼を引き受けた。

半四郎は、血のにおいを消すために 白梅香という髪油を使っていた。

平蔵が偶然立ち寄った菓子屋〔近江や〕の夫人から、自分を襲った刺客と同じ匂いがした。

長谷川平蔵は、この髪油の臭いから、金子半四郎を突き止めようとする。

感想

第一巻・六話「暗剣白梅香」です。

金子半四郎は14歳の時に父を失い、それ以来20年もの長い間、父の仇を探していたが見つからずにいた。

江戸時代の武士の掟として、父の仇を討たなければ武士にはなれなかった。

そんな武士の掟の中で、20年もの間父の仇を探し求め、暮らしてゆくために金で人を斬るところまで、身を落としてしまったことは理解できます。

物語に出てくる船宿〔鶴や〕は、小房の粂八が主人となり盗賊を捕まえるのに役に立つ場所となります。

船宿〔鶴や〕主人・利右衛門こと、森為之介が毅然とした態度で言い放った「敵討ちも武士のならいならば、返り討ちも武士のならいでござる」は20年の彼の想いがすごく伝わってきました。

登場人物

興味がある方は是非、下記のサイトにて詳細をチェックしてみてくださいね!!

次回予告

次回は、鬼平犯科帳 第一巻「座頭と猿」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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