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池波正太郎の小説「鬼平犯科帳 第一巻」読書後のあらすじと感想

どうも“とつとつ”です。

今日も大掃除をしながらの投稿です。

totsu-totsu.hatenablog.com

でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。

定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。

そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、「鬼平犯科帳 第一巻」 の読書後の感想を書きたいと思います。

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■過去の連載記事

鬼平犯科帳 (一)「唖の十蔵」
鬼平犯科帳 (一)「本所・桜屋敷」
鬼平犯科帳 (一)「血頭の丹兵衛」
鬼平犯科帳 (一)「浅草・御厩河岸」
鬼平犯科帳 (一)「老盗の夢」
鬼平犯科帳 (一)「暗剣白梅香」
鬼平犯科帳 (一)「座頭と猿」
鬼平犯科帳 (一)「むかしの女」

鬼平犯科帳 第一巻

 

 

作品

記念すべき第1巻の収録作品は「唖の十蔵」・「本所・桜屋敷」・「血頭の丹兵衛」・「浅草・御厩河岸」・「老盗の夢」・「暗剣白梅香」・「座頭と猿」・「むかしの女」の8篇です。

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唖の十蔵

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本所・桜屋

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血頭の丹兵衛

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浅草・御厩河岸

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老盗の夢

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暗剣白梅香

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座頭と猿

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むかしの女

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感想

鬼平犯科帳、記念すべき第一巻は終了です。

収録作品は「唖の十蔵」・「本所・桜屋敷」・「血頭の丹兵衛」・「浅草・御厩河岸」・「老盗の夢」・「暗剣白梅香」・「座頭と猿」・「むかしの女」の8篇です。

本書では、長谷川平蔵直下の密偵となる、相模の彦十と小房の粂八が登場します。

また、平蔵とは青年時代を共に高杉道場で剣術修行に励んだ親友・岸井左馬之助も登場します。

あと平蔵馴染みの店、軍鶏鍋屋〔五鉄〕も忘れてはいけません。

作品を通し、池波正太郎は真の盗賊に対しては好意的に描いています。

「血頭の丹兵衛」、「老盗の夢」に登場した簑火の喜之助は、

蓑火の喜之助……その異名の〔蓑火〕のいわれは、暗夜の田舎道に打ち捨てられた蓑や笠へ何の原因もなく、めらめらと火が燃えることがある。田舎の人びとは 魑魅魍魎の怪火とおもい、これを〔蓑火〕とよんだ。大盗賊の異名にしてはわるくない

と、真の盗賊の代名詞として好意的に描かれています。

逆にそれ以外の盗賊に対しては手厳しく描いています。

それは、長谷川平蔵の盗賊への対応の仕方にも見えます。

真の盗賊のモラルは、「浅草・御厩河岸」で描かれています。

一、盗まれて難儀するものへは、手を出さぬこと。

一、つとめするとき、人を殺傷せぬこと。

一、女を手ごめにせぬこと。

の三か条で、これから外れた場合、真の盗賊たちは「あさましい」と見る。

戸の隙間から微風のように入り、また微風のように出て行く

のが真の盗賊のおつとめだと描かれています。

しかし、長谷川平蔵が火付盗賊改の御頭の時代になると、真のおつとめが減り、「あさましい」泥棒が増えてしまいました。

興味がある方は是非、下記のサイトにて詳細をチェックしてみてくださいね!!

次回予告

次回は、鬼平犯科帳 第二巻「蛇の目」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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