どうも“とつとつ”です。
で注文していた、「そもそも文章ってどう書けばいいんですか? 」(山口拓朗・著 日本実業出版社)という、書くのが苦手な私にピッタリなタイトルの本が届きました。
本を読み終えたら、書く練習もかねて小学生の読書感想文風な、ブックレビュー(書評)を書いてみたいと思います。
でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。
定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。
そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、鬼平犯科帳第2巻「お雪の乳房(おゆきのちぶさ)」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。
■過去の連載記事
鬼平犯科帳 第二巻
第二巻の収録作品は「蛇の目」・「谷中・いろは茶屋」・「女掏摸お富」・「妖盗葵小僧」・「密偵」・「お雪の乳房」・「埋蔵金千両」の7篇です。
「お雪の乳房」読書後のあらすじと感想
あらすじ
芝・横新町〔しろこや〕という煙草屋の隠居の身である鈴鹿の又兵衛は、盗賊の頭である。
今の手下は十七名だが、かつては諸国を股にかけた盗賊で、全盛期には七十余名の配下をかかえ、あの蓑火の喜之助や夜兎野、角右衛門などど共に、盗賊の間で幅をきかせた存在であった。
又兵衛には亡妻、およしとの間にお雪 という十八歳になる一人娘がいる。
今は又兵衛の亡妻およしの弟である、浅草・田原町の足袋屋で、〔つちや善四郎〕の家で暮らしている。
お雪は老父が盗賊であることなど、夢にも思ってはいない。
かの妖盗・葵小僧の事件が解決して間も無く、鈴鹿の又兵衛は引退を決意した。
そのためには配下にのために、おさめ金を用意しなければならない。
〔おさめ金〕というのは、盗賊界でいう一種の〔退職金〕のようなものである。
自身の引退を考え、最後の盗みをするつもりで準備を進めていた、そんなある日、又兵衛は善四郎から一人娘のお雪に男ができたことを知らされる。
その相手の男とは、火付盗賊改方 ・同心 木村忠吾であった……
感想
第二巻・六話「お雪の乳房」です。
盗人・鈴鹿の又兵衛の娘、お雪と火付け盗賊改メ方・同心木村忠吾の恋の話です。
谷中・いろは茶屋では、お松にうつつをぬかして通いつめ、それが原因で、大盗・墓火の秀五郎一味の逮捕につながりました。
そして今度は、お雪との恋がきっかけになり盗人一党を一網打尽にしました。
兎忠こと木村忠吾、持ってる男です、頼りないですが。
この頃の平蔵は、火付盗賊改の御頭になって六年になっており、あぶらがのりきっている時期だけあって、平蔵の勘ばたらきも見事です。
登場人物
- 木村忠吾 - 火付盗賊改方・同心
- お松 - 墓火の秀五郎の娘
- 墓火の秀五郎 - 盗賊
- 油屋乙吉 - 墓火の秀五郎の手下
- 定八 - 墓火の秀五郎の手下
- 酒井祐助 - 火付盗賊改方・同心
- 長谷川平蔵 - 火付盗賊改方長官
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