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池波正太郎の小説 鬼平犯科帳 第三巻「麻布ねずみ坂」読書後のあらすじと感想

どうも“とつとつ”です。

totsu-totsu.hatenablog.com

でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。

定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。

そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、鬼平犯科帳 第三巻「麻布ねずみ坂(あざぶねずみざか)」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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■過去の連載記事

鬼平犯科帳 (一)読書後のあらすじと感想

鬼平犯科帳 (二)読書後のあらすじと感想

鬼平犯科帳 第三巻

 

 

第三巻の収録作品は「麻布ねずみ坂」・「盗法秘伝」・「艶婦の毒」・「兇剣」・「駿州・宇津谷峠」・「むかしの男」の6篇です。

今回は鬼平犯科帳 第三巻「麻布ねずみ坂」の読書後のあらすじと感想を書きたいと思います。

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「麻布ねずみ坂」読書後のあらすじと感想

あらすじ

長谷川平蔵は、「埋蔵金千両」で小金井の万五郎の重病を得意の指圧で、軽快させた中村宗仙の治療を受けている。

宗仙は、当代きっての指圧の腕を持つが、治療代も高額と言われる。

その治療代は五十両とも百両とも言われていたが、平蔵からは一両もとろうとしない。

そんなある日、火付盗賊改方・同心、山田市太郎は市中を巡回中、宗仙宅に浪人が出入りするのを目撃した。

浪人の後を尾行した市太郎は、その浪人が石川某であることを探り当てた。

すぐさま小房の粂八に・石島某の探りを頼んだ。

粂八が石島某をつけて行くと、ある処へ入っていった。

そこは、江戸でも暗黒界では名の知れた香具師の元締め・羽沢の嘉兵衛の処であった……

感想

第三巻・一話「麻布ねずみ坂」です。

借金に苦悩している山田市太郎に、平蔵が金五両を見舞金として渡すシーンには、読んでいてジーンときました。

配下の些細な変化にも気遣う平蔵は、厳しくもあり、優しい御頭です。

こういう上司のためなら、命を賭してお役目に邁進できるのではないでしょうか。

大阪の香具師の元締め・白子の菊右衛門の名が登場します。

池波氏の他小説、『仕掛人・藤枝梅安』に白子屋菊右衛門が登場しますが、はたして同一人物なのでしょうか。

長谷川平蔵が、白子の菊右衛門の配下・川谷の庄吉へ言った

約束事というものはよくよくむずかしいものじゃ、人間と人間の誓いゆえ、なおさらにな……

という言葉が印象に残りました。

登場人物

興味がある方は是非、下記のサイトにて詳細をチェックしてみてくださいね!!

次回予告

次回は、鬼平犯科帳 第三巻「盗法秘伝」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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