どうも“とつとつ”です。
でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。
定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。
そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、鬼平犯科帳 第三巻「艶婦の毒(えんぷのどく)」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。
■過去の連載記事
鬼平犯科帳 第三巻
第三巻の収録作品は「麻布ねずみ坂」・「盗法秘伝」・「艶婦の毒」・「兇剣」・「駿州・宇津谷峠」・「むかしの男」の6篇です。
今回は鬼平犯科帳 第三巻「艶婦の毒」の読書後のあらすじと感想を書きたいと思います。
「艶婦の毒」読書後のあらすじと感想
あらすじ
骨休めをするために京へ着いた長谷川平蔵は、むかしなじみの旅籠、津国屋に滞在した。
先に京へ入っていた木村忠吾は、相当に遊んでいたらしい。
平蔵が津国屋に入った日、忠吾はある女に出会った。
あくる日、父・宣雄の墓参りをすませた平蔵は、北野天満宮で女連れの忠吾を偶然見かけた。
その女をみた平蔵は、お豊であると看破した。このお豊は父に連れられ京へ来た平蔵が、のめり込んだ女であった。まだ昔の通りなら、盗賊の一味であるはずである……。
感想
第三巻・三話「艶婦の毒」です。
この物語は兎忠こと、木村忠吾がお豊(おたか)と出会ったことから物語は進みます。
お豊(おたか)は、若き日の平蔵が父について京にいた折りに、女盗だとは知らずにのめり込んだ女でした。
お豊(おたか)の素性を父から知らされるまで、平蔵は懐妊中の妻・久栄のことは忘れ愛欲に溺れていました。
京都西町奉行の息子が、よりにもよって女盗にのめり込むなんて……
平蔵の遊蕩は、これを機にきっぱりと熄んだそうです。(笑)
徐々にですか木村忠吾も成長してきています。兎忠の今後の活躍が楽しみです。
登場人物
- お豊(おたか) - 女盗・平蔵のむかしなじみの女
- 虫栗の権十郎 - 虫栗一味の首領
- 津国屋・長吉 - 長谷川平蔵なじみの宿屋の主人
- 浦部彦太郎 - 京都・西町奉行所の与力
- 木村忠吾 - 長谷川平蔵組下・同心
- 長谷川平蔵 - 前火付盗賊改方長官
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次回予告
次回は、鬼平犯科帳 第三巻「兇剣」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。