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池波正太郎の小説 鬼平犯科帳 第三巻「盗法秘伝」読書後のあらすじと感想

どうも“とつとつ”です。

totsu-totsu.hatenablog.com

でも書きましたが、波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」は、私のお気に入りです。

定期的に何度も読み返している作品で、Kindleに入れていつも欠かさず持ち歩いています。

そんな「鬼平犯科帳」好きの私ですが、今日は、鬼平犯科帳 第三巻「盗法秘伝(とうほうひでん)」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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■過去の連載記事

鬼平犯科帳 (一)読書後のあらすじと感想

鬼平犯科帳 (二)読書後のあらすじと感想

鬼平犯科帳 (三)「麻布ねずみ坂」読書後のあらすじと感想

鬼平犯科帳 第三巻

 

 

第三巻の収録作品は「麻布ねずみ坂」・「盗法秘伝」・「艶婦の毒」・「兇剣」・「駿州・宇津谷峠」・「むかしの男」の6篇です。

今回は鬼平犯科帳 第三巻「麻布ねずみ坂」の読書後のあらすじと感想を書きたいと思います。

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「盗法秘伝」読書後のあらすじと感想

あらすじ

「麻布ねずみ坂」の事件後、しばらくしてから長谷川平蔵は、火付盗賊改を解任された。

何か失態があっての解任ではなく、平蔵や部下の労をねぎらうためのものであった。

これを機に平蔵は亡き父・宣雄 の墓参りのため、配下の木村忠吾一人を共にして京都へ出発した。

京都への道中、駿河の宇津谷峠を越えたあたりで、平蔵は遠州・見付の宿場から逃げてきた若い男女を無頼漢どもから助けた。

その様子を見ていた善八と名乗る男は、平蔵を気に入ってしまった。

その男、よくよく話しを聞くと、伊砂の善八という盗賊であった。

伊砂の善八は平蔵に惚れ込み、今まで三十年もかけてものにした盗賊の奥義秘伝を教えようとする……。

感想

第三巻・二話「盗法秘伝」です。

この話の初めに、長谷川平蔵は幕府から火付盗賊改方をまた解任されました。

この解任は、火付盗賊改メとして長年にわたっていのちがけに働いた平蔵たちに対する、幕府からの慰労の意味合いが強いです。

平蔵はこの機会をのがしては、父の墓参りも出来ないだろうと思い、木村忠吾のみをつれて京へと旅に出ます。

ひょんなことから盗賊・伊砂の善八から見込まれ、先火付盗賊改メ・御頭の平蔵が盗賊の見習いになるのは、とても面白いです。

盗賊見習いの間、平蔵は木村平蔵という偽名を使っていました。

木村平蔵の木村はやはり木村忠吾の姓から取っています。

伊砂の善八は

血をながさず、争わず、有るところから盗って無いところからは盗らぬ。女子供に手をつけてはいけない……

盗人の本道を真っ直ぐに行く盗賊です。

盗みに入る家やしきについて書かれた〔お目あて細見〕は取り上げましが、伊砂の善八を見逃しました。

鬼平犯科帳(一)「血頭の丹兵衛」でも書きましたが、長谷川平蔵は本格的な盗賊には好意的で、罪も大目に見ます。

最後に気になったのは、見附の枡屋市五郎から盗んだお金の行方です。

どうなったんでしょうか?(笑)

登場人物

興味がある方は是非、下記のサイトにて詳細をチェックしてみてくださいね!!

次回予告

次回は、鬼平犯科帳 第三巻「艶婦の毒」の読書後のあらすじと感想(ネタばれ)を書きたいと思います。

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